うさぎの餌(ペレット)の選び方!おすすめのペレットは?
うさぎの主食は牧草ですが、副食として栄養バランスが取れた総合栄養食であるペレットもうさぎを飼う上では必要不可欠なものです。
うさぎを飼っている方で、ペレットを選ぶ際にこんな悩みがありませんか?
- 結局ペレットは何を選べばいいの?
- うさぎの健康に良いペレットは?
- うっ滞になりにくいペレットは?
- 子うさぎにはどんなペレットを与えれば良いの?
- 大人うさぎにはどんなペレットを与えれば良いの?
この記事ではそんな疑問を解決すべく、詳しく解説していきます!
うさぎの健康に良いペレットを選ぶ参考になれれば幸いです。
結論から簡単に…
- うさぎのペレットは粗繊維質が20%以上(子うさぎは18%以上)のものを選ぶ
- 一月で使いきれる量のペレットを選ぶ
- 糖質・タンパク質・脂質が多すぎないペレットを選ぶ
- デンプン量が14%を超えないものを選ぶ
- 子うさぎはアルファルファ主体のペレットを選ぶ
- 大人うさぎはチモシー主体のペレットを選ぶ
特に粗繊維質は重要なので粗繊維質が多めのペレットを選びましょう!
ペレットの簡単な選び方も教えるよ!
今まで、ペレットについてあまりよく知らなかったという方もこの機会に本当にうさぎの健康に良い物を見つけましょう!
【うさぎについて】
- JCRAウサギマスター検定3級を取得済
- うさぎが大好きな1児のパパ
- ミニウサギの飼育経験(2羽)
- ネザーランドドワーフの飼育経験(1羽)
- ホーランドロップの飼育経験(1羽)
- うさぎと過ごした年数は10年以上
動物好きな人は電気代を払うだけで、動物福祉団体に寄付できるオススメの電力サービス「どうぶつでんき」についての下記記事も是非読んでみてください。
それでは詳しく解説していきます。
結論!うさぎの餌(ペレット)は粗繊維質が20%以上のものを選ぼう!
結論としては、うさぎの健康を一番に考えるとうさぎの餌(ペレット)は粗繊維質が20%以上のものを選ぶようにしましょう!
その他にも選ぶポイントがあるので紹介します。
胃腸のために粗繊維が多いペレットを選ぼう!
ペレットの選ぶポイントについてはX(旧Twitter)のうさぎに関する専門家のアカウントの意見や下記のうさぎの書籍を参考にしています。
著)アレス動物医療センター医院長/沖田将人 氏
「正しく飼えばうさぎは14歳まで生きられる」というインパクトの強い言葉が読みたくなります。
うさぎを長生きさせるための知識が詰まったおすすめのうさぎ書籍です!
繊維質が少ないうさぎの餌(ペレット)だと胃腸の動きが悪くなる
では粗繊維質がなぜ必要なのでしょうか?また、粗繊維質意外にも選ぶポイントがありましたが、それらの理由について解説していきます。
具体的になんで粗繊維質が良いのかわからないよね…
繊維質(特に粗繊維)の多いペレットが重要
うさぎの体の構造は繊維質を効率よく栄養に変えるように出来ています。
そのため、繊維質は胃腸を動かす原動力と言えます!
また、うさぎの腸内にいる菌は繊維質を栄養とする善玉菌が大半を占めているため、腸内環境を良くする善玉菌のためにも繊維質を摂ることが重要になります。
一月で使いきれる量でないとペレットは傷んでしまう
人間が食べる食品と一緒で、ペレットも保存が効くとはいえ傷んでしまいます。
単純に酸化したり、時にはホコリダニが湧いてしまうこともあります。
また、ペレットに含まれるビタミンCなどもかなり酸化してしまうため、一月で使いきれる量を購入するのが望ましいと言えます。
糖質・タンパク質・脂質はうさぎの腸内細菌のバランスを崩す
糖質・タンパク質・脂質は栄養として必要ではあるが、量が多いと問題で腸内細菌のバランスを崩すあまり好ましくない栄養素です。
これらの量が多いと悪玉菌が増え、うっ滞・軟便・下痢などを引き起こしやすくなります。
そのため、糖質・タンパク質・脂質の量が多くないものを選ぶようにしましょう!
デンプン量が14%を超えるとうっ滞のリスクが高まる
うさぎの 『生活の質(quality of life)』 の向上を 達成するための一般社団法人「うさぎの環境エンリッチメント協会」によるX(旧Twitter)のポストではこんなポストがありました。
このポストによるとペレットに含まれるデンプン量が14%を超えると「うっ滞」のリスクが高まるとのことです。
そのため、ペレットに含まれるデンプン量を知ることが重要なのですが、ほとんどのペレットにはデンプン量は記載されていません。
このポストによると下記のような方法で簡単にデンプン量が少ないペレットを選ぶことが出来ます。
商品に記載の成分表を確認して、タンパク質などの成分量を全て足した数値が60以下の場合は注意!
例)
タンパク質12%+脂質2.0%+粗繊維21%+灰分9.0%+水分10%+カルシウム0.6%+リン0.3%=54.9
※60以下だと糖質が40を超えるということになり、デンプン質も多くなっている可能性があります。
ペレットの「つなぎ」としてデンプンが使われるから0は難しいけど、なるべく少ない方が良いよね…!
うっ滞については下記の記事で詳しく解説しています。
年齢に見合った原材料
年齢に見合った原材料のペレットを選ぶことが大切です。
- 生後5ヵ月まではアルファルファがメインの栄養素の高いペレットが良い
- 生後5ヵ月以降はチモシーがメインのペレットが良い
※健康よりも美味しさを重視してアルファルファが多い大人用のペレットもあるがそれは健康には良くない
うさぎの餌(ペレット)の選び方
うさぎのペレットはどのように選べば良いのでしょうか?
上記でも述べたように粗繊維質が多いものや糖質が少ないものを選ぶことが重要です!
このポイントを押さえておけば良いペレットが探し出せるね!
うさぎの餌(ペレット)のおすすめ商品!
では実際の成分表なども確認しながら、おすすめのペレットを紹介していきます。
ベッツセレクション ウサギ用
タンパク質 | 脂質 | 粗繊維 | 灰分 | 水分 | カルシウム | リン |
12.0%以上 | 2.0%以上 | 25%以下 | 9.0%以下 | 10.0%以下 | 0.8%以下 | 0.2%以上 |
※成分表の数値の合計=59
動物病院で売っているペレットで「うさぎの飼い方・育て方」の著者沖田将人氏推奨のペレットでもあります。
こちらは主に動物病院で扱われているフードなので、一度獣医師に確認してから購入しよう!
コンプリート1.0
うさぎの栄養学、獣医学に基づいた理想のラビットフード
粗蛋白質 | 粗脂肪 | 粗繊維 | 粗灰分 | 水分 | デンプン | カルシウム | リン | ナトリウム | 塩素 | マグネシウム | カリウム | リジン | メチオニン+システイン | スレオニン | トリプトファン |
14%以上 | 4%以下 | 20%以上 | 7%~12% | 14%以下 | 6%以下 | 1%以下 | 0.25%以上 | 0.5%以下 | 0.6%以下 | 1%以下 | 0.5%以上 | 0.6%以上 | 0.45%以上 | 0.4%以上 | 2%以下 |
※成分表にデンプン量記載あり(6%以下)
上記でも紹介したX(旧Twitter)のポストでデンプン量について、かんたんなフードの探し方についてのポストをしていた一般社団法人「うさぎの環境エンリッチメント協会」が香川大学との共同で研究開発したラビットフードです。
うさぎの健康のために研究開発されたから安心だね!
イースター バニーセレクションプロ
グルテンフリーのラビットフード
たんぱく質 | 脂質 | 粗繊維 | 灰分 | 水分 | カルシウム | リン |
12%以上 | 2.0%以上 | 22%以下 | 9% | 10% | 0.6%以上 | 0.25%以上 |
※成分表の数値の合計=55.85
成分表の数値の合計は60以下ではありますが、グルテンフリーのためその分デンプン量は少なくなっています。
我が家ではこのペレットをあげることが多かったよ
まとめ
これまでの内容をまとめていきます。
結論としては、うさぎの健康を一番に考えるとうさぎの餌(ペレット)は粗繊維質が20%以上のものを選ぶようにしましょう!
また、うさぎのペレットに関しての知識で知って欲しいことは以下になります。
このことから、ペレットの選び方としては以下のようなポイントを重視すると良いでしょう。
おすすめのペレットは下記のものです!
その他にもペレットは色々な商品があるので、この記事の選び方を参考にうさぎさんにベストなものを探してみよう!
うさぎの健康に関してペレットだけでなく、うさぎの飼い方・育て方の知識が総合的に勉強出来るので下記に紹介する電子書籍の「うさぎの飼い方・育て方」はおすすめです!
著)アレス動物医療センター医院長/沖田将人 氏
「正しく飼えばうさぎは14歳まで生きられる」というインパクトの強い言葉が読みたくなります。
うさぎを長生きさせるための知識が詰まったおすすめのうさぎ書籍です!
Kindle Unlimitedに登録すれば30日間は無料なのでおすすめした書籍だけでなく、うさぎに関する書籍をお得に利用できるのでお試し下さい。