うさぎの爪切り|頻度・やり方・おすすめグッズまでやさしく解説

うさぎを飼っていると、「そろそろ爪を切った方がいいかな?」と気になることがあります。
でも初めてだと、どこまで切ればいいのか、どうやって固定すればいいのか、不安なことも多いですよね。
この記事では、うさぎの爪切りの基本や注意点、安全な保定の仕方、あると便利なグッズまでを、図解付きでわかりやすくご紹介します。

【うさぎについて】
- JCRAウサギマスター検定3級を取得済
- うさぎが大好きな1児のパパ
- ミニウサギの飼育経験(2羽)
- ネザーランドドワーフの飼育経験(1羽)
- ホーランドロップの飼育経験(1羽)
- うさぎと過ごした年数は10年以上
爪切りの頻度は?伸びすぎに注意

うさぎの爪は伸び続けるため、1〜2か月に1回を目安にカットしてあげましょう。
以下のようなサインがあれば、切るタイミングです。
- 爪がカーブしてきた
- フローリングを歩くとカチャカチャ音がする
- 抱っこしたときに服に引っかかる感じがする
放っておくと、滑りやすくなったり、爪が折れるリスクがあるので注意が必要です。
爪の構造と「白爪・黒爪」の違いを知っておこう

うさぎの爪の中には「血管(クイック)」が通っていて、ここを切ってしまうと出血してしまいます。
安全に切るためには、爪の構造を理解することがとても大切です。
白爪(しろづめ)
- 爪の中が透けて見えるため、血管の位置がわかりやすい
- 初心者でもカットしやすい
黒爪(くろづめ)
- 血管が見えないため、少しずつ慎重にカットする必要がある
- LEDライトを使って照らすと、うっすら境目が見えることもあります
爪切りに必要な道具とおすすめグッズ

初めての方でも安心して爪切りができるように、最低限そろえておきたい道具を紹介します。
どれもネット通販で購入できます。
グッズ | 用途と特徴 |
---|---|
小動物用爪切り(ハサミ型/ギロチン型) | 刃先が小さく、うさぎの細い爪にも使いやすい。 ▶ おすすめ商品はこちら |
止血剤(クイックストップなど) | 誤って出血した際に止血できる。粉状で扱いやすい。 ▶ おすすめ商品はこちら |
LEDライト(小型の懐中電灯) | 爪を明るく照らして、血管の位置を確認しやすくするアイテム。 ▶ おすすめ商品はこちら |
タオル・ブランケット | 保定時に体を包んで落ち着かせるための必需品。 ▶ おすすめ商品はこちら |

これらをそろえておけば、自宅での爪切りもぐっと安心!
安全な保定の仕方(うさぎの固定方法)

爪切りで大切なのは、うさぎの体をしっかりと安定させてあげることです。
仰向けにする方法は骨や内臓に負担がかかることがあるため、**より安全な「代替保定法」**を使うのがおすすめです。
タオルで包む「バニーブリトー」保定
うさぎをうつ伏せでタオルに包み、足だけを外に出す方法。視界を隠すと落ち着く子もいます。
片足ずつ出す保定
自然な体勢で床に置いたまま、足を1本ずつ出してカットする方法です。落ち着いた子に向いています。
二人で行う保定
一人がしっかりと抱っこして保定し、もう一人が爪を切る方法。初心者や動く子におすすめです。

爪の切り方と手順

以下の手順で行うことで、安全に爪切りができます。
- 明るい場所で爪の状態を確認(白爪は血管の位置が透けて見える)
- 保定を行う(無理に仰向けにしない)
- 爪の先端から1〜2mmずつ慎重にカット
- 必要に応じてやすりで整える
- 終わったらほめて、おやつなどでリラックスさせる
黒爪の場合は特に、「少しずつ、慎重に」がポイントです。

出血してしまったときは?

誤って血管を切ってしまうと、少量ですが出血します。
そんな時は、あわてずに以下のように対処しましょう。
- 止血剤を爪先につける(粉をつけて押さえる)
- 清潔なティッシュやガーゼで圧迫する
- 出血が止まらない場合は動物病院へ
爪切りが不安なときは病院へ

どうしてもうまくいかないときは、無理をせず病院にお願いするのも選択肢のひとつです。
うさぎに慣れている動物病院であれば、保定のコツを教えてくれる場合もあります。
1回お願いして「やり方を見て覚える」のもおすすめです。

健康診断ついでに爪切りをしてもらうのもオススメ!

おわりに

うさぎの爪切りは、慣れるまでは緊張する作業かもしれません。
ですが、爪の構造や保定の仕方、必要な道具をしっかり知っておけば、少しずつ自宅でも安全にできるようになります。
焦らず、無理せず。
うさぎと飼い主さん、どちらにも負担の少ない方法で、やさしくケアしていきましょう。