うさぎを初めて飼う人のための完全ガイド!種類選びからお世話まで
あなたは今、うさぎという魅力溢れる可愛らしいパートナーとの生活をスタートさせたいと思っていますか?
その魅力は大人も子供も引きつける力がありますが、新たな家族となる彼らを迎える前に、知っておくべきことは数多くあります
うさぎの種類選びから、健康や性格のチェック、さらには快適な生活環境の整備、食事の内容、日頃のお世話まで、うさぎとの新たな生活を円滑にスタートさせるために本記事を参考にしてください
飼ううさぎ選びのポイントや、日々の飼い方の基本、うさぎの生態について深掘りすることで、うさぎの生活習慣や個々の特性を理解し、正しいケアを行うためのヒントを得られます
また、初めてのうさぎ飼いのための知識と心構えから、疑問や不安を解消する答えまで、様々な角度からうさぎの飼い方について実際の経験を元に解説します
この記事を読んでうさぎと暮らしていくための参考にしてみてください
はじめに:うさぎとは
うさぎは小型で飼いやすく、その愛らしい外見と、穏やかな性格から、初心者にも向いたペットとして人気があります
しかし、うさぎの飼い方には知っておくべきポイントがいくつかあります
この記事では、初心者に向けたうさぎの飼い方情報を紹介していきます
うさぎの種類や選び方、飼育環境やお世話について学んで、飼う者として負うべき責任が大きい事を理解した上で、うさぎとの生活を楽しみましょう!
うさぎの飼い方の基本
うさぎを家庭で元気に育てるためには、次のポイントが重要で、これらを踏まえた飼い方をすることが求められます
命を預かる立場になるので飼い主の責任は非常に重い!それを理解した上で正しい知識を得て、丁寧にお世話をしよう!
うさぎとは
ペットとして飼われるうさぎは下記のような様々な特徴がある生き物です
詳しくは下記の記事にも書いてあります!
うさぎの種類と特徴
うさぎは51種類(ARBA公認1の品種)も存在し、様々な見た目や性格を持っています
その中でも代表的な5品種について解説していきます
またこちらの記事では筆者的おすすめのうさぎを紹介してますので是非読んで下さい!
ダッチ
昔ながらの品種であり、白と黒の模様が特徴的
性格は穏やかで、初めての飼い主にも扱いやすいことが魅力です
ホーランドロップ
落ち着いた性格と、垂れ耳(耳が下向きになっている)が特徴
小型で扱いやすく、人懐っこい性格も飼い主に愛される理由です
ライオンラビット
毛が長くフサフサしていることから、ライオンに例えられる
性格は社交的で懐きやすく、初心者の方にも飼いやすいです
ネザーランドドワーフ
小さい耳、丸いフォルム、小型で体重が1kg未満になることが多いことが特徴
コンパクトな体型から、初めてうさぎを飼う方への人気があります
ジャージーウーリー
非常に長い毛が特徴で、フワフワとした毛並みが人気です
大人しく、人なつっこい性格のため楽しく接することができます
うさぎ選びのポイント
お迎えするうさぎを選ぶ時にポイントとなる事を解説していきます
個体の健康状態
うさぎの健康状態を下記のポイントに注意して確認することが大切です
性格
うさぎは個々に性格があり、活発な個体もいればおとなしい個体もいます
飼い主の生活スタイルに合った性格のうさぎを選ぶことが重要です
性別
うさぎは性別の違いでも注意するポイントがあります
特にメスは2~3歳で子宮の病気になりやすく、5歳でそのリスクが上がるため、繁殖を考えていない場合は、1歳までに子宮摘出手術をすることが推奨されています
一緒に暮らしていた「もみじ」もメスだったけど、避妊手術は1歳までにしたよ!
価格
うさぎの種類や年齢、健康状態により価格は異なりますが、初期費用だけでなく、その後の食費や、獣医さんへの診察費なども考慮する必要があります
アニコム損害保険株式会社のペットにかける年間支出調査によると、うさぎの年間支出の平均は88,410円かかるそうです
引用元:アニコム損害保険株式会社公式ブログ
病気をすると手術や入院で何十万とかかるので、お金に余裕がないと飼うのは難しいよ!
ブリーダーやペットショップの選び方
信頼できるブリーダーやペットショップ、うさぎ専門店からうさぎを迎えることが大切です
うさぎの生まれた環境や育てられた環境がその後のうさぎの性格や健康状態に大きく影響を及ぼすため、信頼性のある場所で購入することをオススメします
そのために、ブリーダーやペットショップの評判や飼育環境について調べることが重要です
また、購入前に実際に店舗を訪れ、うさぎたちが快適に過ごしているか確認することも重要になります
里親サイトなどを利用してお迎えする方法もありますが、里親とのトラブルが発生したりすることもあるので利用するにも注意が必要です
最近ではペットショップでの動物に対する扱いが酷かったりというニュースもあるので、慎重に選びたい…
うさぎの飼育環境作り
うさぎはデリケートな生き物で、その生態や性格に合わせた環境作りが大切です
快適な生活を送るためには、適切な住居や清潔環境が欠かせません
また、うさぎにとって理想的な室温も忘れずに管理しましょう
こちらの記事で飼い始めに必要な道具について解説していますのでこちらも是非読んでみて下さい
うさぎのための住居
うさぎの安全で快適な生活を送るためには適切なケージ選びが大切です
さらに、素材やデザインについても考慮しましょう
金属製やプラスチック製のケージが一般的で、どちらも頑丈で掃除が容易です
また、うさぎがよくかじるため、素材の強度や耐久性もチェックしておくことが大切です
運動や遊びスペースの提供
うさぎは運動が大好きで、日々の運動量が十分でないと健康に影響がでることがあります
そのために、うさぎがケージから出て自由に運動できるスペースを設けましょう
他のペットとの同居は問題ない場合もあるけど、相性もあるので、最初は接触させない方が安全だよ
遊ぶスペースを作る道具などは下記の記事で紹介しているので見て下さい!
掃除や消毒
うさぎは清潔を好む動物なので、ケージの掃除は日ごろから丁寧に行いましょう
特に、うさぎの健康に影響を及ぼす可能性があるうさぎの尿が蓄積しないように、最低でも週に一度はケージの下段(床材の下が引き出せるタイプがやりやすい)を掃除し、消毒しましょう
また、食器やトイレも同じように清潔に保つことが大切です
快適な室温
うさぎが元気に生き生きと暮らしていく上で気をつけたいのが、適正な室温の管理です
うさぎにとって快適な室温は、一年を通じて15-25℃が理想とされています
適応可能温度は4-28℃と言われ、最低でも3℃以下、29℃以上にならないように室温を管理しましょう
特に暑さはうさぎにとって大敵で室温が上がりすぎないよう、エアコンを使いましょう
最悪の場合は死亡することもあるので室温管理は徹底しよう!夏場は家に人がいなくてもクーラーを常に起動させる必要があるよ!
うさぎの食事
うさぎの健康は食事が左右します
うさぎの長生きのために、適切な餌と食事の回数、おやつの与え方を理解しましょう
うさぎの基本的な食事
うさぎの主食は干し草(牧草)で、うさぎの健康を維持する上で非常に重要な役割を果たしています
干し草は常に十分な量を用意し、継ぎ足していくようにしましょう
また、うさぎにはペレット(固形飼料)も与えますが、牧草に比べると高栄養のため、与えすぎると肥満の原因になったり、牧草を食べなくなったりする恐れがあるため、量は制限しましょう
野菜やフルーツも栄養素を補うために与えることもありますが、水分が多いため、与えすぎないようにしましょう
水は清潔なものを常に用意しておき、毎日交換しましょう
ウォーターボトルを使うことで、水を清潔に保ち容易に飲ませることができます
適切な餌の量と回数
主食である牧草の与える量は、多く与えることが理想的で、出来れば食べ放題にして常に食べれるようにしましょう
また、ペレットの与える量はうさぎの体重や年齢によって決まるため一概には言えませんが、1日に必要な量はそのうさぎの体重の約1.5%程度とされています
ただし、生後6ヵ月以下の成長期のうさぎは体重の約3~5%程度にします
餌(ペレット)の回数は、上記の1日の量を2~3回に分けると良いでしょう
常に牧草をモグモグしているのが理想的!!
おやつの与え方
ドライフルーツなどのおやつはうさぎのお楽しみタイム
しかし、1日に与えるおやつの量は体重の1-2%に抑え、2~3日に1回程度の控えめにするのが無難でしょう
特に甘いおやつはうさぎにとってとても魅力的ですが、健康を考えれば控えめにすることが望ましいです
また、新しい食べ物は少量から始め、うさぎの体調を見ながら徐々に増やしていくと良いでしょう
うさぎのお世話
健康で長生きするうさぎを目指すためには、日ごろのケアが欠かせません
換毛の手入れや爪切り、適切な運動と健康管理を理解しましょう
適切な換毛の手入れ方法
うさぎは本来、季節の変わり目に毛が生え変わりますが、飼育環境や個体により様々で、多いと3ヵ月に1回の年に4回換毛期があります
換毛期にはブラッシングで余分な毛を取り除き、「毛球症4」を防ぎましょう
ただしブラッシングは優しく、うさぎのストレスにならないように注意が必要です
うちの子は下記のようなラバータイプのブラシを使ってました!よく取れるしゴムなので柔らかくておすすめです
毛球症はうさぎがなりやすい病気なので特にブラッシングは重要だよ!
うさぎの爪切り
うさぎの爪は伸びすぎるとケージの金網やカーペットなどに引っかけてケガをすることもあれば、足に負担がかかり「ソアホック5」という足の皮膚の病気にかかることもあります
そのため、爪切りは月に1回程度を目安に行い、短すぎず、長すぎない長さに保つことが健康維持には重要です
初めての場合は、爪の透明部のみを切るようにするか、トリミング等を行う、うさぎ専門店や獣医に依頼しましょう
うさぎの運動量
うさぎは自由に動き回ることでストレス解消と健康維持を図ります
そのため、最低でも1日1時間以上の運動を確保することが望ましいです
ただし、無理に動かすのではなく、うさぎのペースに合わせた運動を心掛けましょう
飼い主が危険がないように観察しながら部屋を自由に散歩させてあげる「へやんぽ」とも言われていることを実施してあげると良いですね
スペースが確保出来るのならケージの外に自由に走り回れるスペースがあると運動不足解消になるよ!
うさぎの健康管理
うさぎはストレスを感じやすく、体調変化も見逃せないため、毎日の観察が重要です
食欲不振や排泄物の変化、元気がない等、何か変わった様子があればすぐに病院へ連れて行きましょう
特にうさぎは自然界の名残で弱みを見せない、痛かったり苦しくても隠す傾向にあるので飼い主が責任を持って注意深く観察しましょう
また、うさぎとのコミュニケーションもストレス対策になります。うさぎは撫でられるのが好きなので優しく撫でてあげることで、信頼関係を築くことができます
ただし、うさぎに寄り添い過ぎず、適度な距離感を保つことも大切です
排泄量や食欲不振は毎日掃除や餌の量を一定にしているとわかりやすいよ!
うさぎと遊ぶ方法
うさぎとのコミュニケーションを深めるために、効果的な遊び方やおもちゃの使い方を知りましょう
遊び方の基本
うさぎは恐怖心が強いため、無理に抱っこするのは避け、愛用のおもちゃで遊ぶなど安心感を与えつつ遊びましょう
犬のようにフリスビーを投げて持ってくるような一緒になって遊ぶような遊びは出来ないので、基本はうさぎ自身に自由に遊んでもらう形になります
また、遊び時間は適度に区切り、休息をとらせることも大切です
オススメのおもちゃ
うさぎによっては興味を持たないおもちゃもあるので、うさぎの個性に合わせておもちゃを選んでください
ただし、素材には注意が必要で、体に悪影響を及ぼす可能性のある素材は避けるようにしましょう
かじり木などは獣医によっては反対していたりするので、デメリットとメリットを調べてから購入するのをおすすめします
実際に買ったおもちゃの中では、下記のような素焼き製の素材のトンネルだと夏場は涼めるし、くぐって遊ぶこともできるのでおすすめです!
チモシーで出来たトンネルやボールは遊ぶというより食べるので割とすぐになくなるよw
うさぎとのコミュニケーション
うさぎとのコミュニケーションを高めるためには、まずはうさぎの気持ちを理解することが必要です
警戒心の強いうさぎは、安心させることから始めましょう!優しく額を撫でてあげることで落ち着きます
気持ちが良いとうさぎは奥歯をコッコッコと細かく歯ぎしりするような行動を取ります
この時は機嫌が良く、うさぎにとって気持ちの良い撫で方ということなので、続けてあげるとリラックスして目をつぶったり溶けるように顔を床に下ろしたりしてくれます
反対に機嫌が悪い時は「足ダン」と呼ばれる後足で床を蹴って音を出す行為を行うので、その時はうさぎにとって嫌な行動を取ってしまったと理解して、嫌がる行為は避けましょう
足ダンをされると結構な音が出るからびっくりするよ!なるべく嫌がる行動はしないようにしよう!
初めてのうさぎを飼うための知識と心構え
初めてうさぎを飼う方は、必要なコストや長期的なケア、寿命を考えた上で、うさぎとの生活を始めましょう
必要なコスト
うさぎを飼う費用は、ケージや食事、かかりつけ医など、様々な要素が含まれます
また、突然の事故や病気に備えて、ある程度の予備費用も必要です
これらを考慮し、長い目で見て飼えるかどうかをまずは確認しましょう
病気にかかりやすい子もいるから手術や通院代で何十万というお金が必要になることも…!
長期的なケアの考え方
うさぎは一般的に7~10年生きますが、中には12~15年生きるうさぎもいます
そのため、うさぎを飼うことは、長期間の責任とケアが必要です
その点を理解した上で、うさぎとの日々を楽しんでください
うさぎの寿命
1つ前の項目でも記載したように一般的に7~10年の寿命と言われています
うさぎの一生は人間の数倍速く過ぎてゆきます
最終的には、うさぎは年老い、そしていつかはこの世を去っていきます
しかし、それまでにうさぎと共に過ごした日々、その大切な時間をしっかりと胸に刻んで、彼らの一生のパートナーとして寄り添いましょう
まとめ
うさぎは小型で飼いやすいペットですが、うさぎ特有の飼い方やお世話があり、決して簡単に飼えるわけではありません
初心者にも分かりやすく、うさぎの種類や選択方法、飼育環境の整備、お世話や健康管理までを解説しました
適切な飼育を行い、うさぎと楽しく、健康的な生活を送れるよう、これらのポイントをしっかり押さえて日々のお世話に努めましょう
もちろん、うさぎとの生活が始まったら、個別の性格や状況に合わせて工夫や対処も必要ですが、基本を押さえればうまくいくことでしょう
これから始まる愛らしいうさぎとの日々を楽しみながら、最高のパートナーを目指して頑張りましょう!